食品安全情報blog過去記事

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ベンチマーク用量評価のためのカドミウムの用量反応相関のメタ解析

Meta-analysis of Dose-Effect Relationship of Cadmium for Benchmark Dose Evaluation [1]
31 March 2009
http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902419982.htm
尿中カドミウムと腎や骨のカドミウムの毒性指標との関係についての科学文献の系統的レビューを行った。最もよく調べられているバイオマーカーはベータ2-ミクログロブリンで、これを指標にベンチマーク用量評価を行った。35の異なる疫学研究から、165組の尿中カドミウム濃度とベータ2-ミクログロブリン濃度の対になるデータを作った。
このデータを、まず標準的直線回帰技術を用いて共変量や別に妥当なモデルがあるかどうか検討した。さらにベイジアンメタ解析と階層モデルを用いて、試験の不均一性や個人の反応性の差を考慮しながら全体的な用量反応相関を作成した。その後各種のカットオフについて融合アプローチを用いてベンチマーク用量を評価した。
カドミウムのTWIについての補足文書)