食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品サーベイランスニュース 2009年秋号

Food Surveillance News - Autumn 2009
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/foodsurveillancenewsletter/autumn2009.cfm
・添加される色素に関して
最近CHICEが市販のケーキの食用色素についての小規模調査の結果を発表した。シドニーの主要スーパーマーケットで販売されていたケーキ(焼き菓子)97検体の成分表示に記載されている色素をチェックした。CHICEによれば1つのケーキに最大27の色素が表示されていた。FSANZはこの調査は単に表示を見ただけで測定したものではないことを注記する。FSANZの食品基準では各種色素を最大290 mg/kg(飲料は70 mg/L)まで使用できる。これらは安全性を評価して決められたものである。色素は望む色を得るためにいろいろな組み合わせで使用されるが、個々の色素の量は少ない。例え使用されている色素の種類が多くても、GMP従って使用されていれば量は少ない。FSANZは2008年12月に実際に食品を検査して色素測っているが、3種以上が検出されたのはわずか3検体である。表示に記載があったとしても製品に残存しているとは限らない。FSANZの調査では表示にあっても検出されないものが多かった。これは企業が表示において保守的アプローチをとっているためであると考えられる。
(例えばカラースプレーをトッピングに使っていたら種類が増えるのは当然。だから何だというような話)
・全国メラミン調査概要
中国産乳製品のメラミン汚染に対応して行った調査のまとめ。
乳製品を含む製品に関しての第一段階の結果は夏号で報告した。大豆や卵などを含む優先順位の低い食品についての第二段階の調査では、124検体を測定し報告限度(1 mg/kg)を超過する検体はなかった。
・ オーストラリア食品の抗生物質耐性細菌の調査
ニュージーランド養殖シーフード調査
エビやカニなどの陸で養殖されている輸入水産物の残留抗生物質をNZFSAが調査したところ、何も検出されなかった。
・食品の回収情報に注意
など