食品安全情報blog過去記事

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アルミニウム汚染食品に関する助言委員会設立

Advisory body formed on aluminium-tainted food
May 20, 2009
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/090520/txt/090520en05006.htm
食品安全センターはアルミニウム含有食品添加物の使用ガイドラインを作るためのワーキンググループを作った。最近256の食品を検査し、97%からアルミニウムが検出された。
一部の食品検体の平均アルミニウム濃度は以下のようなものであった。
蒸しパンやケーキ: 100 −320mg/kg;
マフィンのような焼き菓子: 250mg/kg;
パンケーキやワッフル: 160mg/kg;
ココナツタルト: 120mg/kg;
ケーキ: 91mg/kg; and,
すぐ食べられるクラゲ: 1,200mg/kg.

アルミニウムは動物実験で生殖や神経系の発達に影響する。2006年にJECFAがアルミニウムの安全参照値を7mg/kg体重/週から1 mg/kg体重/週に引き下げている。通常の食品からのアルミニウム暴露で何らかの有害影響が出ることはないが、アルミニウム含有添加物を含む食品を定期的に食べることによる有害影響の可能性が排除できない。