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食品医薬品安全庁、「食品異物鑑別ガイドライン」製作

2010-03-04
http://kfda.korea.kr/gonews/branch.do;GONEWSSID=v9nyLJNF2Jps8XTbJnh2qG1ghnc2yWhnHn7q8Tph02psnN6XFvnh!-295124863?act=detailView&dataId=155438739§ionId=p_sec_1&type=news&flComment=1&flReply=0
異物! 科学的原因糾明が解決策
食品医薬品安全庁は異物発生原因を科学的に追跡して改善するように「食品異物鑑別ガイドライン」を用意して地方自治体と地方庁に配布したと発表した。
今度発刊したガイドラインは動物性•植物性•鉱物性異物などの種類を区分する方法を写真と実験法等で示し、食品から多く発見される各種異物の種類と発生原因を迅速に把握して業社と消費者の間の異物によるトラブルを解決するのに役立てようとする。
2008年 1月から 2009年 5月まで食品医薬品安全庁に受付された異物報告を分析すると虫が 284件(25.7%)で一番多く、かび(12.7%)、 金属(6.9%)、 プラスチック(4.3%)の順序だった。
動物性異物には蛾など昆虫類、哺乳類•鳥類の毛•羽毛、哺乳類の糞便などがある。
昆虫異物の場合「カタラーゼ試験法」を活用して製品への侵入時間がわかる。 「カタラーゼ試験法」はカタラーゼ酵素過酸化水素と反応して酸素ガスを発生する原理を利用したもので、酸素ガスが発生すれば異物発見時点から近い時間すなわち流通過程で昆虫が製品に侵入したという根拠になる。
また, 異物として多く発見される毛は顕微鏡を利用して観察し、 毛の毛根の状態、長さ•厚さ、断面の状況などをよく見れば人•ネズミ•山羊•豚など原因動物が分かる。豚毛は主に洗浄に使われ、山羊毛は料理用に使われる。
植物性異物には木切れ、紙などがあり、植物特有の気孔•葉緑体などを顕微鏡とアントシアニン色素反応などにより確認することができる。ねじ類•針金•注射針など金属、硝子•石、 プラスチックなどの鉱物性異物は磁石で鉄類とその多金属に分類し、多くの場合顕微鏡を利用して確認する。
コンクリートなどの砂は 「赤外線吸収スペクトル」を利用して主成分である珪酸塩などの吸光度を測定する。プラスチック、 ゴムなどは熱分解ガスクロマトグラフを利用して特定分子量の物質を比較•測定したり、赤外吸収スペクトルを利用して分類する。
このガイドラインは食品医薬品安全庁ホームページ(http://kfda.go.kr)に載せる予定である。
アレアハングルファイル添付