食品安全情報blog過去記事

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ヨーロッパ人とバイオテクノロジー2010

変化の風?
ユーロバロメータ
Europeans and Biotechnology in 2010
Winds of change?
http://ec.europa.eu/public_opinion/archives/ebs/ebs_341_winds_en.pdf
1990年代に顕著だった技術への不信は後退し、エネルギーや持続可能性への関心が高まっている。イノベーションの推進への拒否は無く、市場のバランスをとるための適切な規制が好ましいと考えている。新しい技術についての決定に参加したいと考えている。
GM食品についてはバイオテクノジーの悪役であり続けている。平均して反対派が賛成派の3倍。最も多い反対理由は安全性についての懸念、次いでメリットがないこと、不自然だということ。1996-2010年にかけて変動はあるものの支持者は減少している。支持者が多い英国とデンマークは例外的。GM栽培地域ではGM支持者が多い。
クローン動物についてはGM食品よりマイナー。ヨーロッパの食糧生産においては「自然が当然優れている」という考え方が流行している。