食品安全情報blog過去記事

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ライフスタイルの変更でがんが予防できる

Behind the Headlines
Lifestyle could changes prevent cancer
Wednesday December 7 2011
http://www.nhs.uk/news/2011/12December/Pages/lifestyle-factors-as-causes-of-cancer.aspx
2010年に英国でみられたがんの43%がライフスタイルと環境要因によるといくつかの新聞が報道した。これは喫煙や飲酒、貧しい食生活などのような回避可能な行動で約134000のがんが予防できることを意味する。このニュースはライフスタイル要因ががんに与える影響を推定した詳細報告書に基づくものである。最大のリスク要因は喫煙で、全ての新たながんの発症の19%がタバコによる。他の要因としては過体重(5.5%)、貧しい食生活(9.2%)、過剰飲酒(4%)などがある。がんの原因は通常複数あるのでこれらの数字は誰が何が原因でがんになったかを特定できるという意味ではないが、危害要因を排除することでどれだけのがんが予防できるかを予想するのに役立つ。
この報告書の主著者であるQueen Mary大学の疫学教授Max Parkinは、「多くの人ががんは運命や遺伝子のせいで、がんになるかどうかは運次第だと信じている。しかし根拠を見ると、全てのがんの約40%については我々は変えられることが明白である」と述べた。
この新しい研究はがんとライフスタイルについての最も包括的な研究の1つである。これらのライフスタイル要因の変更は心疾患や脳卒中、糖尿病などの他の病気についても良い影響がある。