食品安全情報blog過去記事

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医務部長がビタミンDの重要性を強調

Behind the Headlines
Medical chief highlights importance of vitamin D
Wednesday January 25 2012
http://www.nhs.uk/news/2012/01January/Pages/vitamin-d-medical-advice-and-supplements.aspx
多くの新聞の今日の見出しにビタミンDがあり、幼児の1/4がビタミンD欠乏で子どものくる病が増加していることを報じている。ビタミンDは強くて健康な骨を作る栄養素のバランスを調整するなど人体にとって重要な役割を果たしている。イングランドの医務部長Dame Sally Davies教授が、リスクのある集団に対してビタミンDサプリメントを処方する必要があると医師らに伝えたとされることから注目されている。ビタミンDサプリメントの必要な集団については既にガイドラインが存在するが、この動きは錠剤の使用をさらに増やすためのもののようだ。現在独立した助言委員会がビタミンDの助言についてレビューを行っているが、結果が出るのは2014年初め以降になると予想される。ビタミンD欠乏が増加している可能性があるが、くる病はそれでも希な病気である。くる病は予防できるので、幼児や小さい子どもなどのリスクのある集団に対してはビタミンDサプリメントが重要であろう。
サプリメントが薦められるのは
・妊娠・授乳中の女性
・6ヶ月から5才までの子ども
・65才以上の人
・日光に当たらない人(家からでない、あるいは宗教的理由で皮膚を覆っている)
・アフリカ系カリブ人や南アジアなど皮膚の色の濃い人