食品安全情報blog過去記事

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説明資料("日本で食べられない放射能食品韓国は許容"記事関連)

輸入食品課/食品基準課2012.02.20
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=57&pageNo=1&seq=17143&cmd=v
明日新聞が 2月 20日報道した「日本で食べられない放射能食品が韓国では認められる」 記事内容について次のように説明する。
最近日本政府は福島原子力発電所事故で食品の汚染が深刻であるため国際的に勧奨されている放射能への年間被ばく限度である 1mSvを維持するために自国内流通食品の 50%が放射能に汚染されているという仮定で一般食品の放射性セシウム基準を現行 500Bq/kgから 100Bq/kgに強化する内容を立案予告(2012.4月施行予定) した。
事故が発生した日本と違い韓国の場合流通食品の放射能汚染がほとんどないため 1mSvで管理するために別途放射能セシウムの基準を見直す必要はない。
ただ, 日本の基準設定に対する各国の動向、市中流通食品などの放射能汚染度モニタリング検査などにより今後国内基準改訂の必要性は検討する。

(KFDAの説明は「正しい」のだが、この説明を見て韓国の人が「日本は食品の半分も汚染されている深刻な状況なのだ」と思ってもしかたないだろう。被害を拡大させているのは誰なのか。)