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食品添加物保存料摂取は非常に安全なレベル 

添加物包装課 2012.03.30
http://www.kfda.go.kr/index.kfda?mid=56&pageNo=2&seq=17467&cmd=v
食品医薬品安全庁、11年保存料摂取安全性評価結果発表
食品医薬品安全庁安全評価院は市中流通中のソーセージなど 37品目 610件に対して保存料含量を調査し、その結果を国民平均食品摂取量に適用して評価した結果, 一日摂取許容量(ADI)の最大 0.89%に過ぎず、非常に安全な水準だと発表した。
※ 保存料は細菌, かび, 酵母などの増殖を抑制して食品の保存期間を延長する食品添加物で現在 14品目(ソルビン酸塩、 安息香酸塩、ラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチルプロピオン酸塩、ナタマイシンなど)が認可されている
今度の調査で市中に流通している加工食品の保存料含量を分析した結果, 保存料については 610件中チーズ, 魚肉加工品などで濃度が高く、検出された量は最小不検出から最大 761.7mg/kg(ソルビン酸、 加工チーズ基準 3,000mg/kg 以下だった。
また, 検査した製品中306件では検出されなかったし, 検出された製品も皆使用基準を満たしていた。
※ 代表的な保存料であるソルビン酸は食肉加工品(基準: 2.0g/kg 以下), 魚肉加工品(基準: 2.0g/kg 以下) などに, 安息香酸は炭酸飲料(基準: 0.6g/kg 以下), 果物・野菜類飲料(基準: 0.6g/kg 以下) などに対象食品別使用量が設定されている
保存料使用状況はソルビン酸類が 82.9%で一番多く、 安息香酸類 6.3%, パラオキシ安息香酸類 4.6%, プロピオン酸類 3.0% の順序だった.
韓国国民の保存料摂取パターンについては
食品類型別では炭酸飲料 魚肉加工品, 小豆等沈澱物類, みそ, 混合飲料, パン類, 漬け物類などが主な摂取源であった。
保存料別ではソルビン酸類は魚肉加工品, 安息香酸類は炭酸飲料, デヒドロ酢酸類はパン類, パラオキシ安息香酸類は漬け物類, プロピオン酸類はパン類、ナタマイシンは加工チーズが主な摂取源であった。
保存料の平均摂取量は ADIの 0.00~0.89%に過ぎなかった.
食薬庁は食品添加物に対する安全性評価を '10年以後年次的に実施して国民の食品添加物安全確保のために継続的に努力すると発表した.
また保存料の正しい情報提供のために保存料の用途, 一日摂取許容量, 注意事項などを易しく面白く伝達することができる子供向け及び学生向け動画 CDを消費者団体, 小学校などに配布した