食品安全情報blog過去記事

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減量における砂糖の役割確認−研究

SMC
Sugar’s role in weight loss confirmed – research
January 18th, 2013.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2013/01/18/sugars-role-in-weight-loss-and-gain-confirmed-research/
砂糖の摂取量と体重の関連の研究の包括的レビューが、甘いものが体重の増減に役割を果たすことを確認した。
WHOの依頼でオタゴ大学の研究者らが行った研究がBMJに発表された。
国際的に発表された8000近くの試験と10000のコホート研究のうち、遊離の糖と体重について直接調査したのは68の研究だった。これらの研究を組み合わせた結果、食生活から遊離の糖を減らすことが成人の体重に小さいながら有意な影響−平均0.8kgの削減−を与えることが示された。砂糖の摂取量の増加は0.75kgの体重増加に関連する。
BMJのエディトリアルでは米国の研究者らがこれを支持し、特にソフトドリンク中の砂糖を制限する対策を求めている。
Dietary sugars and body weight: systematic review and meta-analyses of randomised controlled trials and cohort studies
Lisa Te Morenga et al.,
BMJ2013;346:e7492
http://www.bmj.com/content/346/bmj.e7492
Science souring on sugar
BMJ2013;346:e8077
http://www.bmj.com/content/346/bmj.e8077
(当然のことながら摂取カロリーが同じなら差はない。甘いものを制限するように、というだけだとこの程度、という話)