食品安全情報blog過去記事

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スナックや揚げた食品に警告

Warning issued on snack, fried foods
July 29, 2013
http://www.news.gov.hk/en/categories/health/html/2013/07/20130729_134850.shtml
ポテトチップスやフライドポテト、ズッキーニには高濃度のアクリルアミドが含まれる。アクリルアミドは実験動物で神経系に影響し、生殖や発達に悪影響がある。
第一回香港トータルダイエットスタディの6番目の報告書を発表し、香港食品安全センター顧問のHo Yuk-yin博士が133食品のアクリルアミド濃度を分析した、と述べた。香港人のアクリルアミド暴露量は米国やカナダ、ヨーロッパ、ニュージーランド、中国本土より少ないが、それでも健康上の懸念がある。
検査の結果からは最もアクリルアミド含量が高いのは「スナック」食品群で、次いで「野菜及び野菜由来製品」「豆、ナッツ、種子およびそれら由来製品」である。最も高濃度だったのはポテトチップ、次いでフライドポテトとズッキーニである。香港人の主要食事暴露源は強火で炒めた野菜(44.9%)である。
野菜からのアクリルアミドの暴露を減らすには、野菜を揚げる前に水に浸ける、あるいは茹でる、蒸すなどの調理法を検討するよう助言する
暴露量は平均0.21と 高摂取群0.54microg/kg bw/dayで、MOEは平均で 847 – 1,459、高摂取群334 – 576
(雄マウスのハーダー腺腫瘍についてBMDL10   0.18 mg/kg bw/day
雌ラットの乳腺腫瘍についてBMDL10   0.31 mg/kg bw/day
を使用
アクリルアミド含量は
ポテトチップスmean: 680 g/kg, ranged from 430 to 1100 g/kg
フライドポテト mean: 390 g/kg
ズッキーニ mean: 360 g/kg
ニンニク mean: 200 g/kg (ズッキーニとニンニクは強火で炒めたもの)
調理法による違いなども検討している。油は関係ないとか
中華料理に強火を使わないというのは可能なのか?
香港ではコーヒーはあまり飲まないのかな)