食品安全情報blog過去記事

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BMJのクリスマス特集続き

Christmas 2013: Research

  • セレブの医学的助言に従うこと:メタ説話解析

Following celebrities’ medical advice: meta-narrative analysis
BMJ 2013;347:f7151
Steven J Hoffman, Charlie Tan
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f7151
セレブの影響力を説明する説を経済学、マーケティング、心理学、社会学から引用
セレブの影響力は大きいので無視できない

  • マウスと鯨の幹細胞の形態と大きさ:観察研究

Morphology and size of stem cells from mouse and whale: observational study
BMJ 2013;347:f6833
Martin J Hoogduijn et al.,
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f6833
ザトウクジラと実験用マウスC57BL/6は体重が2000倍違うが間葉系幹細胞は大きさも形も区別がつかない
写真がある
(これいつも不思議だけれど細胞一つ一つはマウスもヒトもほぼ同じ。)

  • 正しくあるか幸福であるか:パイロット研究

Being right or being happy: pilot study
BMJ 2013;347:f7398
Bruce Arroll et al.,
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f7398
夫婦の男性のみに妻の言うことに全て従えという介入をしたところ男性のQOLが著しく下がった。妻のほうはちょっとだけ上がった。

  • 病棟でのチョコレートの生存期間:秘密の観察研究

The survival time of chocolates on hospital wards: covert observational study
BMJ 2013;347:f7198
Parag R Gajendragadkar et al
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f7198
英国の3つの病院の4病棟にネスレキャドバリーのチョコレートの箱をそれぞれ1個合計8箱おいた。合計258個のチョコレートのうち191個が食べられ生存期間のメジアンは51分であった。食べられ方は直線的ではなく最初に早く後にゆっくりで、半減期が99分の対数減衰モデルが最も良くフィットする。ネスレのQuality StreetのほうがキャドバリーのRosesより生存期間が長い。

  • ニュース キンマを噛むことはインドの口のがんの約半分の原因

Betel quid chewing is responsible for half of oral cancer cases in India, finds study
BMJ 2013;347:f7536
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f7536