食品安全情報blog過去記事

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妊娠中のビタミンDは子どもの握力に役立つかもしれない

Behind the headlines
Vitamin D in pregnancy may aid child's grip
Monday January 6 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/01January/Pages/Vit-D-in-pregnancy-may-help-child-muscle-strength.aspx
BBCニュースが「妊娠中の母親のビタミンD濃度の高いことが子どもの筋肉の発達の良さに関連する」と報道した。この見出しは英国の600人の母親とその子どもの研究に基づく。4才の時点で、母親の妊娠後期のビタミンD濃度が高いと、濃度の低い母親の場合より握力が強かった。妊娠女性はビタミンD不足リスクがある。保健省は妊娠または授乳中の女性は毎日10マイクログラムあるいは400IUのビタミンDを摂ることを薦めている。この研究では妊娠後期にこれらのサプリメントを使用していたのは10%以下であった。しかしこの研究では4才以降の子どもはフォローしていないのでこの違いが大きくなってからも残るかどうかはわからない。この結果は他の研究で確認される必要がある。それにも関わらず、この研究は我々に妊娠女性が十分なビタミンDを摂ることの重要性を再確認させる。あなたが妊娠しているなら、適切な栄養が摂れているかどうか医師や助産師に相談しよう。