食品安全情報blog過去記事

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砂糖の摂取が心疾患による死亡と関連

Behind the headlines
Sugar intake linked to heart disease deaths
Tuesday February 4 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/02February/Pages/Sugar-intake-linked-to-heart-disease-deaths.aspx
「1日炭酸飲料3缶を飲むと心疾患で死亡する可能性が3倍になる」とDaily Telegraphが言う。この見出しは米国の大規模研究で砂糖の摂取が多いことと心血管系疾患(CVD)での死亡の相対リスクが高いことに関連が見られたことに基づく。この研究では、総カロリーの1/4以上を添加された砂糖から摂取している人は砂糖の摂取量の少ない人よりCVDで死亡する可能性が2.75倍であった。砂糖由来カロリーは1日の総摂取カロリーの10%を超えるべきではないと助言されている。この研究は多数の人を10年以上フォローしていて比較的信頼できる。しかしたった1-2日の食事評価をもとにしていて期間中の正確な砂糖摂取量を反映していないかもしれない。この研究は砂糖の大量摂取がCVDによる死亡リスクを高くするかもしれないことを示唆する。砂糖の摂りすぎを含む貧しい食生活はCVDを含む各種疾患に関連することは既に知られていて、この研究はこれまでの健康的食生活についての助言を変えるものではない