食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

USDAは、米国の食品は残留農薬について安全上の懸念はないことを確認した農薬データ計画報告書2012年年次要約を発表

USDA Releases 2012 Annual Summary for Pesticide Data Program Report confirms that U.S. food does not pose a safety concern based upon pesticide residues
02/21/2014
http://www.ams.usda.gov/AMSv1.0/getfile?dDocName=STELPRDC5049944
全体として検査した食品の残留農薬EPAの定めたトレランス(残留農薬基準)以下で安全上の懸念はないことを確認した。
トレランスを超えて検出されたのは0.53%であった。
要約
Annual Summary for calendar year 2012.
http://www.ams.usda.gov/AMSv1.0/getfile?dDocName=stelprdc5106521
検査数11893のうちトレランス超過は63検体0.53%。トレランスが設定されていない残留農薬が検出された検体は508あったが他の農産物に設定されているトレランスを超えてはいない。
(農薬毎のリストになっている)
その他情報は以下から
http://www.ams.usda.gov/AMSv1.0/pdp

  • 我が国の農家は残留農薬の少なさでA+をもらった

Our Farmers Get An A+ For Low Pesticide Residues
By Steve Savage | February 24th 2014
http://www.science20.com/agricultural_realism/our_farmers_get_low_pesticide_residues-130344
残留農薬は多くの人が思っているよりはるかに有害ではなく、農薬を使っていようがいまいが作物の安全性に変わりはない
なんらかの農薬がトレランス以下で検出されたのは52.07%であるが、カナダでの最近の調査ではオーガニックの40%以上から合成農薬が検出されていて米国のオーガニックでも同様である。もちろんこれらは安全上の問題ではない。
ただこうした公開データをもとにEWGがまた意図的に誤解させる「dirty dozenリスト」を作るだろう。消費者はそれらに惑わされることなく野菜や果物を食べて欲しい。

ここで紹介されていたビジュアライズサイトが大変わかりやすい
http://www.cropaudit.org/index.php
(まだ最新データは反映されていない)