食品安全情報blog過去記事

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その他

  • Dame Sally Daviesのコメントを報道したニュースに関して、砂糖の依存性についての専門家の反応

SMC
expert reaction to how addictive sugar is, following news reports of comments by Dame Sally Davies
March 5, 2014
http://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-how-addictive-sugar-is-following-news-reports-of-comments-by-dame-sally-davies/
イングランドの医務部長であるDame Sally Daviesが、議会委員会に研究すれば砂糖の依存性がわかると信じていると語った
Gothenburg大学Sahlgrenska アカデミー生理学Suzanne Dickson教授
欧州の研究プロジェクトで食品の依存性について研究し、コンセンサスを発表している。基本は、どのような食品や成分や添加物でも、カフェインを除き、依存性があるという根拠はほとんど無いということである。つまり食品は依存性のある薬物とは違う。ある人が、特に摂食障害があると、特定の食品に依存症と類似の反応を示すことはある。食品のせいではないとしたらその原因は何だろうかを探るには他の方向が必要である。遺伝的に感受性の高いことがあるのだろうか、環境要因だろうか、あるいはストレスとつきあうのに砂糖の多い食品が役立つのだろうか?
ケンブリッジ大学行動神経科学Barry Everitt教授
砂糖に依存性があるかどうかは複雑な問題で、砂糖や脂肪が脳の報酬系ドーパミン系を活性化するのは確かである。しかしコカインなどの依存性薬物は食品より遥かに多くのドーパミンを放出する。砂糖や脂肪の繰り返し暴露による適応には依存性薬物への適応に似たところはあるが、食品に依存性があるというのは誤解を招き役にたたないメッセージを送ることになる。

  • 農業:持続可能な家畜への一歩

Natureコメント
Agriculture: Steps to sustainable livestock
05 March 2014
http://www.nature.com/news/agriculture-steps-to-sustainable-livestock-1.14796
効率的な食糧生産の必要性が高まっている。品種改良と栽培の改良で反芻動物はヒトにも地球にもより良いものにできる。
地域の条件にあった家畜を選び(例えばホルスタインは暑さに弱いのでアジアには適さない)健康に育て適切な飼料や添加物を使って効率をあげ、ライフサイクルアセスメントを行ってベストプラクティスを目指すべき
(これやると和牛が最悪に・・)