食品安全情報blog過去記事

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  • 有毒な遺産

Natureエディトリアル
A toxic legacy
23 April 2014
http://www.nature.com/news/a-toxic-legacy-1.15087
イタリアのカンパーニア州の違法有害廃棄物がこの地域の病気の率の高さの原因だと非難されてきた。この疑いについては最新の方法を用いた調査が必要である
イタリアのマフィアが違法に、こっそり有毒廃棄物を捨ててきたカンパーニア州の住民はある種のがんの発症率が高く寿命が短いとされるが苦情は押さえられてきた。しかしイタリアの環境警備は反マフィア部隊と協力して最新技術を使って地下の廃棄物を発見し現在発掘中である。環境事務所が土壌や水を検査している。その壁はまるで地層のように、廃ビルのアスベストダイオキシンの多い化学汚泥、溶媒の入ったドラム缶、自動車などの廃棄物が積み重なっている。底には黒い水がたまっている。
これまで32カ所、最低350万立方メートルの有害廃棄物を同定している。しかし実際の暴露量がわからないので、この喫煙率が高く不健康なライフスタイルの多い地方のがんリスクが上がったかどうかを決めることができない。
イタリアは緊縮財政で研究に使えるお金があまりない。
古代ローマ時代はベスビオ火山の噴火により土壌に恵まれたこの地方を「恵まれたカンパーニア」と呼んだ。しかし現在ではこの地方の農産物は汚染されていると認識されているため農業が主体のこの地方は「恵まれないカンパーニア」と呼ばれている。
マフィアの支配が環境汚染についての議論を抑制している。政府も科学者も話したがらず、報復を恐れている。

  • トップ病院が中国ハーブを医薬品として開業する

WSJ
A Top Hospital Opens Up to Chinese Herbs as Medicines
April 21, 2014
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303626804579509590048257648?mg=reno64-wsj&url=http%3A%2F%2Fonline.wsj.com%2Farticle%2FSB10001424052702303626804579509590048257648.html
ハーブに効果があるというエビデンスはない
Cleveland Clinicが1月に中国ハーブ療法センターを開業した。木曜日に開業していて鍼や心理療法やマッサージなどを提供している統合医療センターの一部である。1時間のカウンセリングで100ドル、二回目以降は60ドル、1ヶ月のハーブ代100ドル、保険はきかない。
(この辺は日経と違ってちゃんと根拠が希薄であることも書く)

  • 成人もアレルギーになる?

Can Adults Develop Allergies?
by Berkeley Wellness | April 23, 2014
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food-safety/article/can-adults-develop-allergies
Q: 成人もアレルギーになる?私の姉妹が突然シーフードを食べられなくなった
A:なる。何歳でも発症しうる。