食品安全情報blog過去記事

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子どもむけのTVには不健康な「食品の合図」が含まれる

Behind the Headlines
Children’s TV contains unhealthy 'food cues'
Friday July 4 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/07July/Pages/Children-s-TV-contains-unhealthy-food-cues.aspx
Independentが「子どもたちはテレビの不健康な食事シーンをたくさん見ている」と報道した。研究者らが英国とアイルランドの公共放送を調べ、子ども向け番組は言語や視覚で不健康な食事を参照していることが多いことを見いだした。英国では不健康な食品を直接子ども向けにテレビで宣伝することは2008年から禁止されている。しかし研究者らは、国がお金を出した団体による子ども向けテレビが小さい子どもたちに不健康な食品をまだ薦めていることに関心を抱いた。BBCやそのアイルランドでの同等組織であるRTEの平日の子ども向け番組を評価した。その結果食品の話題では不健康な食品は半分弱、砂糖入り飲料が1/4、文脈はほとんどがポジティブか中立であり、最もよく見られるのはお祝いや社会的動機であった。番組は民間ではないので売り上げ目的ではなく文化的なものだろう。
仕事のご褒美などでご馳走がもらえるというのは子ども向けのお話ではよくある。しかしながら、重要なことは、この研究はテレビの合図が直接子どもたちの食習慣や食べたい飲みたいということに影響するかどうかについては述べていない。