食品安全情報blog過去記事

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夜勤労働者はステーキを避ける必要はない

No need for nightshift workers to avoid steak
Thursday October 23 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/10October/Pages/Nightshift-workers-told-to-avoid-iron-rich-foods.aspx
Mail Onlineが「シフト労働者は体内時計を狂わせるステーキ、玄米、緑の野菜を夜間食べるべきではない」と報道した。しかし問題の研究は異なる量の鉄を6週間与えた実験室のマウスを使ったもので、鉄の少ない群がグルコース産生経路の調節が良かった。マウスの睡眠パターンが乱れてはいない。プレスリリースで著者らがこの知見は2型糖尿病リスクの高いシフト労働者に「幅広い意味がある」という可能性を指摘している。この推測がメディアに間違って強調されている。この結果は長期的鉄の摂りすぎが肝臓でのグルコース制御に影響する可能背を示唆するが、2型糖尿病への影響は調べられていないので注意が必要である。糖尿病が心配なら、どの時間に働いていようと、健康体重を維持するなどのリスク削減のためにできることはある。