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プレスリリース

Press Release
http://www.fssai.gov.in/Portals/0/pdf/FSSAI_Press%20Release_05_08_2015.pdf
本日の新聞や電子メディアの一部でFSSAIあるいはFSSAIの認証検査機関がマギーヌードルは安全であることを発見したという各種報道がなされている。最初に、FSSAIはマギーヌードルの安全性については何も発表していないことを明確にする。
CFTRIの報告に関しては、メディアが報道しているマイソール(地名)の知見についての事実は以下である:
(i)2015年5月25日にFSSAIが全ての州の食品安全委員会に検体を収去して検査するよう指示したことに従って、ゴアの食品安全省がマギーヌードル5検体を収去した。これらの検体は最初ゴアの食品に薬品検査室に検査のために送られた。最初の検査結果を2015年6月1日に受け取った。その検査室の分析官が「調味料」の鉛の基準値を実際の2.5ppmではなく10ppmと間違っていて、検体の鉛濃度が記述されていなかったためFSSAIが州当局にこの点を明確にするよう求めた。
(ii) ゴア食品安全省は問題の検体の一部をマイソールのCFTRIに送り、そこで鉛は基準値以内であることが確認された。CFTRIの検査結果ではMSGは調べていない。
(iii)いずれにせよゴアの検体の結果は2015年6月5日の命令とは関係がない。FSSAIがリコール命令を出したときゴアの検体が安全でないとみなしていたわけではない。現在の検査結果はその命令には関係ない
(iv)またネスレインド社からFSSAIに伝えられた情報によると、マギーヌードルは(i)Village Mauliguem, Bicholim(Goa); (ii)Industrial Area, Nanjangud, Mysore; (iii) IEE, Pantnagar, SIDCUL, Rudrapur; (iv) Tahliwal, Haroli, Una (HP);(v) Moga (Punjab)にある工場とBirshibpur, Howrah (West Bengal)の共同包装施設で製造している。また最初の段階でのネスレからの情報では8ヶ国向けの輸出品はBicholim(Goa)工場でのみ製造している。地元にもBicholim(Goa)工場産のものが供給されている。
(v)過去のニュースでは英国とシンガポールでマギーヌードルは安全だとされたと報道されている。FSSAIはネスレインド社に英国とシンガポールでの検査結果の詳細を要求したがネスレは情報を持っていないと言って詳細を伝えていない。
(最後のは聞く相手を間違っているのでそれで文句言われたら気の毒。地方の検査のレベルは多分高くないのでこういうことはどんな企業にでもおこりうる。日本でもあったよね、誤検出で回収という騒ぎ。)