食品安全情報blog過去記事

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しっかりした科学的評価は、ネオニコチノイドは指示通りに使えば安全であることを意味する

Robust scientific assessment means neonicotinoids are safe to use as directed
5 July 2016
http://apvma.gov.au/node/20436
オーストラリアにおけるネオニコチノイドの安全な使用評価の規制プロセスについての懸念が表明されている。APVMAはリスクの全体像を検討して環境中での研究を考慮し、そしてそれらのリスクが使用方法や安全性対策によりどうやって最小化できるかを考えた、リスクに基づいた、根拠の重み付けを行った評価を行っている。
このアプローチは国際規制機関での最良の実施工程と同じでAPVMAはコーデックスやJMPRのような国際基準設定委員会の尊敬される一員である。
APVMAの化学物質リスク評価は、毒性学や非標的および固有植物や動物への影響、労働者の健康と安全性、作物や食用動物への残留、その製品の効果などあらゆる分野の広範な科学分野の詳細なデータの検討を含む。環境への影響は新製品の認可ごとに評価されている。
オーストラリアで使用が登録されている全てのネオニコチノイドはこのしっかりしたリスク評価プロセスを経ていて、表示に示されている使用方法で使われた場合安全である。
製品のラベルには特にカエルへの安全性についての言及はないが、水棲環境へのリスクというより一般的な声明の中に含まれる。
あたらしい研究は常に公表されていて、APVMAはそれを評価して規制対応が必要かどうかを検討する。
今回の環境省クイーンズランド環境遺産保護庁からの情報はカエルが減少していることは示しておらず特に新しい情報もない。

(このニュースかな
Insecticide likely cause of mutant frogs
Monday, 4 July 2016
http://www.skynews.com.au/news/national/qld/2016/07/04/insecticide-likely-cause-of-mutant-frogs.html
https://www.theguardian.com/environment/2016/jul/04/pesticide-blamed-for-huge-drop-in-frog-numbers-along-queensland-coast
ケアンズカエル病院のDeborah Pergolotti院長がカエルの奇形を治療していてネオニコチノイドのせいだと主張。カエルが95%も減ったと言う
彼女の警告を誰も聞かない。毒性を調べればきっと証拠が見つかるはずなのに誰も調べない、という。
カエル専門病院
http://www.frogsafe.org.au/about_fdr/frog_hospital.shtml
95%減はさすがにすぐばれる嘘だし調べればあるはず、が根拠と言われても。何故メディアが取り上げるのかのほうが不思議。ちなみにネコはカエルの敵らしいので外飼いは止めよう。そもそもカエルの奇形って珍しくないよね・・雨蛙一回産卵分の塊の中にも相当いる。これらを人間と同じような価値観で考えるのは違う。田植え前後の田んぼのカエルの卵が全部正常に大きくなってまた産卵したら世界がカエルで埋まってしまう。それにしても何故ネオニコチノイド(殺虫剤)なのだろう?カエルといったらアトラジン(除草剤)が大好きなあの有名人がいるのに。農薬嫌いな人は人間と両棲類と昆虫と草の区別がないようだ)