食品安全情報blog過去記事

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論文

  • マウスモデルは脂肪を多くグルコースを少なく燃やすことは糖尿病に繋がることを示す

Mouse models indicate burning more fat and less glucose could lead to diabetes
22-Dec-2016
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/bcom-mmi122216.php
筋肉を脂肪を多く使ってブドウ糖を少なく使うようにすることは持久力を増すが、同時に糖尿病にもする、とBaylor医科大学とその他研究所の科学者チームが言う。マウスの筋肉はヒストンデアセチラーゼ3(HDAC3)という分子により燃料に炭水化物を使うか脂肪を使うかがコントロールされている。この回路への介入が持久力と糖尿病に関連することをNature Medicineに発表。

  • クリスマス休暇は南北半球で心臓発作の増加と関連する

Christmas holidays linked to rise in heart attacks in northern and southern hemispheres
22-Dec-2016
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/uom-chl122216.php
心臓が原因の死亡と関連するのは季節ではなくストレスと食生活
Journal of the American Heart Associationに発表されたメルボルン大学の研究によると祭日機関の心臓発作の増加は、アルコールと脂肪の多い食事の摂り過ぎとストレスと、病院から遠いところの組み合わせである可能性がある。
これまで米国の研究でクリスマス休暇中は心臓発作が多いことがわかっているが、それは季節のせいであると考えられてきた。そこで南北両半球での25年分の心臓発作による死亡記録を解析した。

  • プラスチック化合物BPSはマウスの母親の行動と脳の領域を変える

Plastics compound bps alters mouse moms' behavior and brain regions
22-Dec-2016
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-12/uoma-pcb121916.php
BPA代用品としてBPAフリーを謳っているプラスチック製品に使われているビスフェノールSが内分泌撹乱物質であると主張する研究。Endocrinologyに発表。妊娠中の2 microgram BPS/kg/day暴露雌は10%以上子どもを殺したがそれより高濃度ではそのような影響はみられなかった、等。
(単なるゆらぎだと思うがEndocrinology のEDCsに対するスタンスはそれで有害と認定、なので。BPAと同じくらい膨大な数の試験をすれば偶然による陽性は増えるしそれ「だけ」集めれば「根拠が積み上がった」とするのでどんなものでも「有害」にできるだろう。一生懸命BPAフリーとかに走る人たちを馬鹿にしていると思う)

  • 人々は疑問を提示されたとき政治的信念に固執する

People Tend to Dig In Heels on Political Beliefs When Challenged
By Janice Wood
http://psychcentral.com/news/2016/12/25/people-become-more-hard-headed-in-political-beliefs-when-challenged/114289.html
前回の選挙でますます明らかになったことを新しい研究が確認した:人々は矛盾する根拠を提示されると、ますます固く政治的信念を信じる。
南カリフォルニア大学Brain and Creativity研究所の神経科学者らがファンクショナルMRIを用いた研究で発見。政治的お呼び非政治的問題について、その信念と反する根拠を提示されたときの人々の反応を調べた。例えば「アインシュタインは20世紀最大の物理学者」といった政治的でない話題については人々の柔軟性は高いが政治的信念に関しては意見は変わらない。研究対象はリベラルを自認する40人。信念を変更することに最も強く抵抗する場合にはへんとうと島皮質の活動が活発になる。Scientific Reportsに発表。