食品安全情報blog過去記事

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その他

Report: Kombucha Market, 2014-2020
02-14-2017
http://www.openpr.com/news/436752/Report-Kombucha-Market-2014-2020.html
コンブチャは砂糖と微生物を培養した発酵茶で香料やビタミン類などが添加され炭酸入りなどいろいろなものがある。
コンブチャ市場は健康意識の高まりと共に拡大し、飲料部門では最も成長している健康ドリンクである。今後数年高い成長率が予想される。市場の制約は微生物の入手と殺菌しない包装であろう。

Kombucha Is No Panacea
Ruth Kava — February 13, 2017
http://acsh.org/news/2017/02/13/kombucha-no-panacea-10857
その宣伝はまるで、ついに我々は万能薬を見つけた、かのようである。いや、ホメオパシーカイロプラクティックではない、発酵茶−コンブチャである。コンブチャはもともと約2000年の歴史のある中国製品であった。中国人はそれを「不老不死の薬」と呼んだ。残念ながら彼らはデータを集めなかった。しかし熱狂的ファンはそんなことは気にせず何にでも効くと宣伝する:抗酸化物が入っているので肝臓をデトックスしがんを予防し全ての関節炎を治療し消化を助け健康によく、鬱や線維筋痛に役立ち免疫系を強化する。
この液体の何が魔法なのか?それは甘くしていろいろな細菌や酵母で発酵したお茶である。砂糖は微生物のエネルギー源である。紅茶でも緑茶でも良い。この共生産物が酸や酵素を作る。発酵で生じるエアルコールは?細菌や酵母の正確な種類は?最初のプラークが何が作られるかを決める。
健康食品店で市販品を買うこともできるしインターネットで作り方を調べて自作することもできる。ではコンブチャのプラスとマイナスは?良い点は−もしあなたがそれを好きなら適度に飲めばいい。デトックスや魔法は期待しないこと。問題は自家製のものには病原性細菌が混入する可能性があること。それはデトックスどころではない。もし自作するなら冷蔵庫で保管すること。市販品は殺菌してある可能性が高く微生物は生きていない。
もし宣伝文句を鵜呑みにするなら、私はあなたに売る橋がある(I have a bridge to sell youはおばかさん、という意味らしい)

  • コンブチャ101:この発酵茶飲料の過去と現在と未来を説明する

Kombucha 101: Demystifying The Past, Present And Future Of The Fermented Tea Drink
Feb 1, 2017 Christina Troitino
http://www.forbes.com/sites/christinatroitino/2017/02/01/kombucha-101-demystifying-the-past-present-and-future-of-the-fermented-tea-drink/#302f2c8e7a27
2009年にアメリカの最も進歩的製品と称されたコンブチャがまた販売が急増している。この誤解の多い古代の発酵飲料にはメディアの認識やアルコール規制やヒトでの医学研究などの複雑な歴史がある。しかし消費者がこれを機能性飲料として健康に良いと好むことに企業が気がついた。
ではなぜこの古代中国の食欲を削がれる酵母の円盤工芸品飲料となってPepsiCoの2016年製品になったのか?2010年のアルコール規制スキャンダルが逆に消費者の関心を呼んだのか?
作り方
歴史
2010年の規制危機
新しい基準と規制
2010年以降の復活と成長
コンブチャの将来
(歴史のところがさっぱりわからなかった。ほぼ嘘だと思うんだが。
コンブチャは紀元前220年ころの中国北東部(歴史的に満州と呼ばれる)由来とされヒーリング作用があると称賛された。その名前はこの発酵茶をEmperor Inkyoの治療薬として日本に持ち込んだ韓国の医師Dr. Kombuに由来するとされる。やがて20世紀初めの貿易の拡大で欧州にもたらされロシアとドイツで人気を博した。砂糖とお茶が不足した第二次世界大戦で人気は低下したが1960年代にスイスでのヨーグルトと健康上のメリットを比べた研究の後人気が復活した。」
アメリカで人気になったのは1990年代にSandor Katzが宣伝してから〜以降はまあそうかな)

  • 激やせした人たち:何故減量ダイエットは長続きしないのか

Super Slimmers: Why weight loss diets do NOT work in the long run
Feb 14, 2017
http://www.express.co.uk/life-style/diets/767417/super-slimmers-weight-loss-diet
チャンネル4のSuper Slimmersという番組で、体重を落とすための食事制限には効果があるが長続きしないことを専門家が報告。メディアには毎日のように減量チャンピオンが出てくるがこれら減量王や女王は痩せたまま維持できているか?多くはまた体重が増えている。ダイエットに成功した人の約10%が長期間体重を維持できている。共通するのは運動量が多いこと。

  • 媚薬は効く?牡蠣やチョコレートのような食品についての真実

Do aphrodisiacs work? The truth about foods like oysters and chocolate
http://www.cnbc.com/2017/02/14/do-aphrodisiacs-work-the-truth-about-foods-like-oysters-and-chocolate.html
古代から食べる媚薬は性欲や生殖能力に役立つと信じられて使われてきた。催淫性があると良く言われるのは牡蠣、シャンパン、唐辛子、チョコレートなどでバレンタインデーのメニューとして世界中で毎年提供されている。
でもほんとうに効く?答えは簡単ではない。
催淫性というのは性欲が惹起されるということで、多くの催淫性とされる食品は逸話などが根拠で科学的証明は難しい。ただ性的健康にとってメリットがある食品は多い。
(以下略。バレンタインのチョコレートにそんな身体的効果なんか期待されていないと思う)

  • フランスの人は日本の人より20倍赤信号で道路を渡る

Scienceニュース
French people are 20 times more likely than Japanese to cross the street on a red light
By Emma HiolskiFeb. 14, 2017
http://www.sciencemag.org/news/2017/02/french-people-are-20-times-more-likely-japanese-cross-street-red-light
フランスのストラスブールの3つの横断歩道と日本の名古屋の4つの横断歩道をビデオ撮影して5000以上の横断を解析し、フランスでは40%以上が信号を無視するのに日本ではたった2%であることを発見した。Royal Society Open Scienceに発表。