食品安全情報blog過去記事

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ANSESの浄水器付き水差しの正しい使い方のルール

ANSES’s rules for the proper use of water filter jugs
13/03/2017
https://www.anses.fr/en/content/anses%E2%80%99s-rules-proper-use-water-filter-jugs
内部要請により、ANSESは本日浄水器付き水差しの安全性と有効性の評価に関する意見を発表する。現在入手可能なデータからは消費者の健康リスクは示されない。だがANSESは、浄水器付き水差しの使用により飲料水に様々な汚染物質(銀イオン、ナトリウム、カリウムアンモニウム)が溶出し 、pHの減少、水の微生物学的品質の悪化にもつながることがあると結論した。そのため、浄水器付き水差しの予期される性能や安全性の要求を明確にする現在の標準化試験プロトコルの改善に関する勧告を出す。特にろ過した水の保管、戦場、使用法について、水差しの取扱説明書に従うよう使用者に助言する。フィルター付き水差しは非飲料水を飲料水にする目的で作られていないことも繰り返し述べ、蛇口から出供給される飲料水(DW)で使用されることだけを意図されている。
入手可能な結果は、浄水器付き水差しのほとんどは匂いと香りの改善、塩素・鉛・銅の濃度削減に関する標準勧告に従っているが、これらのデータは市販されているすべての浄水器付き水差しの実際の有効性を評価するのに使用できない。ANSESは有効性の主張は標準化検査で体系的に立証されるべきであり、検査されたパラメーターには観察された削減率をフィルターカートリッジの包装および/または使用説明書に表示するべきだと考えている。
使用者への助言
・取扱説明書や使用制限あるいは使用上の注意に従うこと:水差しの洗浄、カートリッジの定期的な交換、ろ過した水と特定の金属あるいはセラミック用品との接触、特にその水を加熱する時、乳児に与える時、食事制限中の、具体的にはナトリウムやカリウムを減らす人のための医師の助言;
浄水器付き水差しとその水を冷蔵庫に保管し、ろ過した水を速やかに、理想的にはろ過の24時間以内に消費すること;
・製造業者が提供する浄水器付き水差しへの有効性の主張に特に注意を払うこと(基準を守るパラメーターの提示が実証されていること)。
ANSESは、ろ過した水は飲料水規則で定義された品質基準と参照値に従うべきだと助言している。特に銀については、ろ過した水で観察された濃度が世界保健機構(WHO)の設定した100 µg/Lの水のガイドラインを超えていないが、この値は最近の毒性データに照らして検討するよう助言し、この種の目的に使用する銀のリスク/利益の割合を考慮する必要があると強調した。
最後に、浄水器付き水差し、ボトル、カートリッジに使用する素材は食品と接触する物質(FCM)の規則に従うべきだと繰り返し述べた。

(銀を使っているものがあるんだ。水道水の塩素を必要以上に悪者扱いして製品を売ってきているので結果的にかえってリスクが高くなる場合もままある。ほとんどの場合水道水で十分。)