食品安全情報blog過去記事

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国際シンポジウム:世界的な商品流通時代におけるリスク評価の課題

International symposium: The challenge of risk assessment in times of global goods flows
47/2017, 30.11.2017
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2017/47/international_symposium__the_challenge_of_risk_assessment_in_times_of_global_goods_flows-202777.html
BfR (ドイツ連邦リスク評価研究所)は、15周年を迎えたのを記念して、2017年11月30日から12月1日まで、ANSES (フランス食品環境労働衛生安全庁)、DTU Food (デンマーク工科大学国立食品研究所)、NIFDS (韓国食品および医薬品安全評価機関)と共に、国際シンポジウム「世界的なリスク評価における現在、過去そして未来の課題−消費者の健康保護の強化」を開催する。科学的プレゼンテーションと討論では、2011年のEHEC(腸管出血性大腸菌)のアウトブレイクなどの過去の危機や、抗菌剤耐性や内分泌系損傷物質などの現在の課題、また国際レベルでの評価基準の統一などの将来のリスク評価の課題に焦点が置かれた。上述の提携4機関は、国際レベルでの科学的リスク評価の共同基準を設定するために既存のデータを利用するべきという点で合意した。このシンポジウムでは、科学的研究やリスク評価について、様々な関係団体からの信頼をこれからも保ち続けるにはどのようにしたら良いかも検討されることになっている。