食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

国民か安心できる”安全な食べ物環境”を速やかに造成していく

2017-12-27 食品安全表示認証課/農水産物政策課
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=40022
−李総理、食品安全政策委員会を主宰、「食品安全改善総合対策」を策定−
□政府は12月27日(水)午前10時、政府世宗庁舎において李洛淵国務総理主宰で食品安全政策委員会を開催し、「食品安全改善総合対策」を策定‧発表した。
○今回の対策は先の8月に起きた殺虫剤卵事件をきっかけとしたもので、政府の食品安全管理システムを点検し、国民の安全と信頼回復のために各界専門家と現場の意見を取り集めて汎省庁的に合同で策定された。
□先の8月に起きた殺虫剤卵事件によって主要な食べ物中ひとつであるニワトリと卵に対する国民の不安感が大きくなって卵消費が減少し、生産者、消費者だけでなく食品業界全体が大きな被害を受けた。
○卵の生産増加を目的とした密集飼育は、農家が殺虫剤を不法に使う原因であると指摘されており、エコ認証やHACCP認証を受けた農家でも殺虫剤卵が検出されたため、認証制度に対する不信が拡大した。
○殺虫剤卵事件に対する政府の対応過程においても関係省庁がかみあわない姿を見せ、発表にも手違いがあったことにより、国民の不安はさらに拡大した。
□それまでも食品関連事件‧事故は持続的に発生しており、発生する度に社会的に大きい混乱を引き起こした。食品事故に対する断片的事後処方ではなく根本的な問題解決のための対策が必要な状況である。
○そして食品安全だけでなく国民の食生活‧栄養まで責任を負って管理する総合的なシステムも用意されなければならない。
□政府は、国務調整室長をチーム長として、食品安全管理改善TF (Task Force: 作業部会)を構成(2017.9.6)し、関係省庁会議(6回)を通じて分野別に現況と問題点を分析して、官民合同現場訪問(3回)と専門家諮問(11回)を経て、多様な利害関係者の意見を取り集めた。
○その結果”全国民が安心することができる安全な食べ物環境を造成”するための4大分野(?畜産産業先進化、?認証制度改善、?食品安全及び栄養管理強化、?管理体系整備) 20項目の改善対策が策定された。