Behind the headlines
School-based obesity prevention programme has disappointing results
February 8 2018
https://www.nhs.uk/news/obesity/school-based-obesity-prevention-programme-has-disappointing-results/
英国大手日刊紙The Guardianによると、「学校は子供に蔓延する肥満の解決法ではないことが研究から明らかに」なった。
ウェストミッドランド州の研究者グループは、学校に重点を置いて子供の食生活を改善し活動量を増やすプログラムを何年かにわたり実施した。しかし、参加した子供たちがその後太りすぎや肥満になりにくいということは無く、彼らの食生活や活動水準は改善されなかった。
研究には、54ヶ所の小学校と1,467人の児童が参加した。児童の年齢は、研究が開始された時点で5歳ないしは6歳であった。参加した小学校は、無作為にプログラムを実施する側と、これまで通りの側に振り分けられた。離脱者はあったが、子供たちの身体測定を、研究の開始時、15ヵ月後および30ヵ月後に実施した。
プログラムには、学校での身体活動を増やすこと、子供と親に向けた料理教室に参加すること、および地域のアストン・ヴィラ・フットボール・クラブと企画した活動に参加することが含まれていた。
今回不本意な結果が得られたことで、学校は、子供たちの生活の大きな部分を占めているけれども、子供たちの生活様式を変えるという点では、家庭やより広い社会環境ほど重要ではないのではないかということが示唆された。多くの学校にとっては、特に1日当たりさらに30分間の身体活動を子供たちに課すことなどにおいて、プログラムの遂行がなかなか困難であったのも事実である。
親が子供たちに余分な体重を減らすよう働きかける方法はたくさんある。例えば、自らが見本となり、1日最低60分間の身体活動を課し、健康的な食事とおやつを続けることである。
もし、子供の体重が心配ならば、以下のウェブサイトからどうしたら良いかについて助言を得ることをお勧めする。
https://www.nhs.uk/livewell/childhealth6-15/pages/child-health-measurement-programme-overweight-advice.aspx