食品安全情報blog過去記事

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哺乳類への毒性の検討において繰り返し生じる一般的な問題に関する農薬ピアレビュー会議の結果

Outcome of the pesticides peer review meeting on general recurring issues in mammalian toxicology
First published in EFSA Supporting Publications: 4 September 2018
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1485
EFSAが農薬の有効成分に関するピアレビューを行う中で、哺乳類への毒性の分野で、有効成分についての調和のとれたリスク評価を推進するために、国家機関の専門家による議論が必要と考えられるいくつかの局面が、EFSAや加盟国によって確認されている。
そうした議論が必要だと特定された主な問題は、製品の遺伝毒性、および定量的構造活性相関((Q)SARs)や類推法(read-across)の原則に関連している。これらの全ての問題が、2017年12月12〜14日に開催された農薬ピアレビュー総会の哺乳類への毒性に関する会議における一般セッションで協議された。
製品の遺伝毒性の評価、および(Q)SARsやread-acrossの使い方について、会議における議論や達した結論に基づいて、推奨事項がまとめられた。これらの推奨事項はEFSAが有効成分をピアレビューする際に適用され、また、申請者や報告担当加盟国に対し、提出文書や評価報告書を作成する際に、関連するガイダンス文書の科学的な解釈に関し、さらなる透明性をもたらすことが期待される。