Behind the headlines
Excess weight gain in pregnancy could pave the way to diabetes in children
Tuesday September 18 2018
https://www.nhs.uk/news/pregnancy-and-child/excess-weight-gain-pregnancy-could-pave-way-to-diabetes-in-children/
「二人分食べろは神話である、と研究者は語る」とGuardianは報じ、妊娠中の過度の体重増加は子供の糖尿病の危険性と関連があると述べている。
香港で905組の母親と子供を対象にした調査で、妊娠中に母親が推奨体重以下あるいは以上に増えた女性は、インスリン抵抗性を示す可能性が高い子供を持つことが判明した。
インスリン抵抗性を有していると、体内の細胞がインスリンに反応することができず、大人になった時に2型糖尿病になるリスクが増加する。
これらの女性の子供は、妊娠体重増が推奨値内だった女性に生まれた子供に比べて、体が大きくなりがちで、体脂肪が多く、血圧も高い。
2009年以降、米国の女性は妊娠前の体格指数(BMI)に基づいて、妊娠中の体重増加に関して助言されてきた。
● 低体重の女性は12.5〜18 kg増加すべき(28〜40ポンド)
● 健康的な体重の女性は11.5〜16 kg増加すべき(25〜35ポンド)
● 過体重の女性は7〜11.5 kg増加すべき(15〜25ポンド)
● 肥満の女性は5〜9 kg増加すべき(11〜20ポンド)
英国でもこうしたガイダンスを求める声があり、医療従事者は妊娠している女性に適切に助言することができる。
しかし、この調査のすべての女性が中国人系である。中国系の女性は英国の女性と食事や体重が異なっている可能性が高い。
これは、この調査結果が英国の女性のグループでも同様であるかどうか不明確であることを意味する。
さらにインスリン感受性は、悪ければ必ず糖尿病になるというわけではない。
判っていることは、エネルギーの必要量は妊娠の最初の6ヵ月間はおそらく増加しないということである。
これは2010年に体重に関する新しい助言を発表した英国国立臨床研究所(NICE)の結論である。
NICEは女性のエネルギー必要量は妊娠最後の3ヵ月間にのみ1日当たり約200カロリー増加すると提言している。
妊娠を予定している方向けの体重管理に関する助言は、以下のウェブページで読むことができる。
(https://www.nhs.uk/conditions/pregnancy-and-baby/overweight-pregnant/)