食品安全情報blog過去記事

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母乳中残留物質

05.11.2007
http://www.bfr.bund.de/cm/207/rueckstaende_in_frauenmilch.pdf
1978年と1984年に母乳中残留物質がドイツ上院委員会で話題になった。その際に健康リスクを評価して生後4ヶ月までは制限することなく母乳を与えるように助言されたが、同時に母乳中のPCBや有機塩素系農薬の濃度を測定して、濃度によってはその後の授乳を止めることも助言された。希望する母親には無料で検査が行われた。1990年には約6000件の母乳検査が行われた。母乳中の残留物質濃度は低下し、1994年の安全を確認した会合以降、母乳中の残留物質は母乳を与えることを制限する理由にはならず、制限無しに与えて良い。