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パラオキシ安息香酸プロピル使用禁止措置!

食品添加物チーム 2008.02.22)
http://www.kfda.go.kr/open_content/news/press_view.php?seq=1371&menucode=103004001
食品医薬品安全庁は食品添加物に対する安全安心マインド確保のため、今年を食品添加物全面再評価元年とし、その第一段階として保存料として使用されているパラオキシ安息香酸プロピルの指定を取り消す基準案を2月22日に立案予告した。
食品添加物についての消費者の関心が高まるにつれ消費者団体などが継続的に食品添加物の安全性問題を主張しているために消費者の漠然とした不安感が増大している。
このため食薬庁は2007年度に一時的に安全性再評価事業を行い、その結果をもとにパラオキシ安息香酸プロピルの指定を取り消す。パラオキシ安息香酸プロピルは韓国・アメリカ・日本などで醤油やソース類に使用が認められているが、CODEX基準にはないこととEUでは2008年8月15日以降使用が禁止される。
また2003-2005年の3年間に製造輸入などの実態調査の結果、6ヶ国(アメリカ・ 日本・EU・オーストラリア・中国及びCodex)中韓国でのみ使用される11品目中流通実績のない7品目については代替品の有無などを考慮して段階的に指定を取り消す予定である。また新しい食品開発に必要な品目は追加指定する。
食品医薬品安全庁は今後とも現在指定されている 620品目に対して持続的な安全性再評価を実施し、段階的指定取り消しなどにより食品添加物に対する漠然たる不安感を解消して国民の食品添加物に対する安全.安心マインドを持続的に確保する予定である。
(安全性に問題があるわけではないのに単純に規格が違うというだけで違反になる食品を減らすには国際規格にあわせていくというほうが合理的なのだろう。違反イコール危険というわけではない、というのは分かり難いし、無用な不安のもとになる)